第1回  吉屋 文雄さん(ハウスプラス中国住宅保証株式会社 代表取締役)

今月の専門家、第一回は、住宅品質確保促進法に基づく第三者評価機関として、消費者側の立場に立って厳しい目を光らす、「ハウスプラス中国住宅保証株式会社」吉屋社長の登場です。
吉屋社長より、これから家を買おうとされる方へのメッセージをいただきました。

どんぶり勘定で家を買うのはやめましょう!
サラリーマンにとっては、人生最大の買い物である住宅購入。
終身雇用、年功賃金も過去のものとなり、飲みたい酒も我慢して、家族旅行の予算も削って、長期間住宅ローンを払い続ける苦痛が待っているにもかかわらず、買い方があまりに大雑把ではないでしょうか。

契約内容をきちんとチェックしてから、契約していますか。
設計変更など追加工事のないように、しっかり打合せや確認をしていますか。工事が始まってから、注文を付ければよいと思っていませんか。やめましょう。追加費用を取られるだけですよ。取られなくても、材料のレベルを落とされていませんか。

品質のチェックは誰がやるのですか。
ただ、言われたことを信じるだけですか。営業マンと恋愛感情でも芽生えたのですか。恋は盲目と言いますが。ひょっとして、スーパーで買い物をする時のほうが、よくチェックしているのではないですか。

企業ブランドが全てですか。それだけで安心できますか。
一流企業が相次いで不祥事を起こしている世の中です。利害関係のない第三者にチェックしてもらったほうがよいのではないですか。

中長期的にも日本経済がどうなるか全く不確実な時代に、万が一の売却や担保価値のことを考えていますか。
見た目の格好だけに執着していませんか。ルックスは3年もすれば飽きますよ。さらに言えば、自分の趣味酒肴だけの家は、恐らく誰も買いませんよ。これからは少子化で家は余りますから。少なくとも、普通のサラリーマンはベーシックな家が一番よいのではないでしょうか。

安ければそれでいいんでしょうか。
「安物買いの銭失い」という諺は今も生きています。適切な価格で品質のよいものを、しっかり、じっくり、あせらず、よく勉強して買いましょう。特に契約前の打合せには、たっぷり時間をかけましょう。中長期的にみてもデフレの時代ですから、あせる必要は全くありません。

ハウスプラス中国住宅保証(株) 代表取締役 吉屋文雄

 

ハウスプラス中国住宅保証
吉屋社長
国土交通省から交付された第三者評価機関の票
同社はちょうど50番
現在事務所は、中国電力本店2号館(中区小町)にある

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