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お住まい訪問

No.19 キッチンを中心に考えた高断熱2×6の家

取材日:2013.06.05

少し汗ばむ初夏の朝に、東広島市のK様のお宅を訪問しました。
入居されて1年半年になりますが、引渡し以降も交流会や見学会などに足を運んでくださる気さくなご家族です。
以前若本がレギュラー出演していたFMラジオの放送を聞いたのがきっかけという貴重なご縁です。

キッチンが中心の住まい

何通りかのプランを経てご希望に叶ったのがキッチンを中心に考えたプランでした。
「二人の娘さんと一緒に料理をしたい」「憧れの輸入キッチン」「外国みたいな作業台」など女性ならではの要望をまとめて、米国デウィルス社のキッチンを採用しました。
LDKに続くドアを開けると家具のようなキッチンが真っ先に目に入るので、訪れたお客様は驚かれるそうです。
国内メーカーの充実しすぎる機能に慣れていると物足りなく感じるかもしれませんが、基本的にはシンプルで使いやすいのです。
私は手入れも掃除も簡単で実用的な方がいい…とキッチンに対してあまりこだわりを持っていませんでしたので、輸入キッチンの美しさや家具だと考える視点は目からうろこでしたが共感出来ました。
国内の無垢面材と比べても安いのですから、もっと身近に採用を考えてもいいのではないでしょうか。
ただし破損があった時は海を渡ってくるので、再輸入に多少時間が掛かります。じっくり待てる性分の方むきかもしれません(笑)。

提案スケッチが実現

最初は室内のイメージがイマイチ湧かないと困っておられました。
対面キッチンに勾配天井、どのような雰囲気の室内になるのか?…そんな手助けになったのがスケッチパースでした。
造作カウンターや木を貼ったアクセント壁、照明なども想像で描きましたが、その中で気に入って実現して頂いたのがカウンターとガラスブロックです。
北面の壁にガラスブロックを二連に設けた事は良かったと気に入られています。ダイニング部分でただの壁では物足りないと感じたので、光が透ける程度のガラスブロックを選びました。
他のトリプルサッシに比べると断熱性能が低く結露しやすいのですが注意して拭けば問題なしです。
オープンなカウンターはさっと置けるので便利だし、カゴで統一感を持たせて上手に飾られていました。

冬の過ごし方

氷点下を下回る事の多い冬の朝をどう快適に過ごせるか家づくりの大きな課題だったようです。
2度目の冬には、蓄熱暖房器を100%蓄熱させたり電気カーペットを敷いたりと色々と試されたところ、電気代は前年より下がったそうです。
早朝は2時間だけエアコン使用して急激に暖めるという実験的な取り組みをされるなど、1番寒い2月で2万円を切ったという事ですから驚きました。
温度は20~21℃をキープ、一旦温まった建物内の温度はどこへ行っても差を感じません。勾配の吹抜けから小窓を通って子供部屋や2階ホールから寝室へと暖気が回ります。

夏の過ごし方

伺ったのは初夏でしたが蒸し暑さは特別感じなかったですし、窓を開けていなくても涼しく感じました。 吹抜けの電動トップライトは熱の排気に役立っています。
エアコンの冷たい風が苦手で、自営業で外で仕事をしたご主人が家に入った時に温度差があると、身体がついていけず却って疲れてしまうという理由で、昼間は全くつけていないという話でした。
エアコンはスッと温度湿度ともに下がり気持ちがいいけれど、ずっとついていればカラッと乾燥し過ぎる感じもします。
1階のエアコン使用では上まで冷気が上がらず、2階は窓を開けている方が涼しかったとか。サーキュレーターやシーリングファンを使っては上階へ冷気が上がるように試行錯誤の末、今年は2階にエアコン設置を計画しているそうです。

より快適に暮らせるよう常に工夫をし試されるK様は、生活する事が楽しそうです。
輸入のトリプル樹脂サッシは性能はバッチリ、網戸が簡単に取り外せて掃除がしやすいと良いことづくめ。 ただし「アメリカンな作り」なので端のあたりの処理が粗っぽく見えるとKさん。使い勝手が良いのだから細かいことは目をつむる事にしたと、寛大なご意見でした。
(取材:I.C古川)

施工概要

  • 完成 平成23年10月
  • 建築工法 2×6工法(長期優良住宅)
  • 延べ床 41.0坪
  • 施工企業 菱和建設(株)
  • 地域 東広島市
  • 特記事項
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