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家づくりで泣く人・笑う人

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2017.11.06 第185号

ドアか引戸か?   ~室内建具を選ぶ~

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『住まいづくり専門コンシェルジェ』が綴る家づくり総合マガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.185━ 2017.11.06━

《隔週刊》 家┃づ┃く┃り┃で┃泣┃く┃人┃・┃笑┃う┃人┃
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                         ~第185号~
   ◆家づくりは人生最大の「事業」
   ◆事業を成功に導くための、プロのコンサルタントの助言
   ◆あなたも「笑う人」になって豊かな生活を送りましょう!
                    《発行部数 約2,600部》
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発行人の若本です。
前回の発行から半年が経過しました。

この間、福岡県朝倉市や大分県日田市など、
九州北部に大雨による大きな被害がもたらされました。

自然の猛威に対しては、現代の土木や建築の技術は、
無力に近いほど、想定外の被害が拡がります。

私が住む広島でも2014年8月に大規模土砂災害がありました。
その時の教訓として、自然に対して「工学的」な防災対策ではなく、
脅威から距離を置く『バッファゾーン』が有効だと考えています。

このたび、ホームページをリニュアルし、
スマホ対応のレスポンシブデザインを採用しました。

私が発信する「若本修治のコラム」も見やすくなりましたので、
当時書いた土砂災害に関する記事を参考にして下さい。

⇒ https://cms-hiroshima.com/answers/column/100/

今後も自然災害への備えは必要ですね!
個人での対策は非常に困難なので、都市計画から見直したいところです。

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 ▼ ドアか引戸か?   ~室内建具を選ぶ~
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最近の家づくりは、1階には広~いリビングが好まれます。
出来るだけ柱や壁のない20帖以上の空間です。

またプレハブメーカーのテレビCMの影響もあって、
天井高も2.7m以上の高さを希望する人が増えているようです。

そして部屋への出入り口の建具は出来るだけ「引戸」に!
そんなご要望が増えてきました。

今回のメルマガでは、前回に引き続き「耐震」の観点から
間取りや構造、建具について考えていきたいと思います。

      ●———————–
        横揺れに耐える壁とは
      ————————●

戦前の家の多くは「田の字型」の田舎づくりの家がほとんどでした。
2階が載る場合、柱の位置は1階と揃っていました。
垂直方向の荷重には十分耐えられる構造です。

地震の横揺れに対する水平力には、歪みを許容する造りです。
「貫(ぬき)」と呼ばれる薄い横桟に竹小舞下地+土壁が一般的。
仕上に漆喰や焼き杉を張りますが、全体は「柔構造」です。

その上、基礎に土台や柱を緊結しないので、
建物全体がずれて「慣性の法則」がゆるやかにしか働かない構造です。
歪んで壁がひび割れても、地元の職人で容易に復元できる建物です。

そして、戦後建てられた多くの家は、中廊下式か片廊下式の建物。
廊下や階段位置に合わせて部屋が配置されるので、
やはり、基本的には1階と2階の柱の位置は同じでした。

基礎はコンクリートとなりましたが、鉄筋が入っていないケースもあり
角部分の壁に、斜め材の『筋交い』という部材で横揺れを突っ張りました。

ただし釘止めだったので、大きな揺れでは外れることも多く、
大きな窓が好まれたこともあり、地震には弱い建物が増えました。

断熱知識も弱く、壁体内結露で構造材が腐朽し、
シロアリ被害でほとんど強度の無い家が今でも数多くあります。

        ▽ ▼ ▽ 

では、現在建てられている家はどうでしょうか・・・?
品確法により、一定の性能が担保されるようになり、
構造計算偽造や大きな地震被害で、耐震強度設計は高まりました。

構造計算書により、安全性が数値で確かめられ、
「ホールダウン金物」や「筋交いプレート」など、
多くの建築金物で、建物が固められました。

実は、耐震性能を高めて建物を固くするほど、
横揺れによる「慣性の法則」はより強く建物に生じます。

構造用合板などで『壁倍率』を高めるほど、
引抜き力など、重力とは別の荷重が建物に掛かるのです。

広いLDKを希望し、1階に柱や壁の少ない間取りになると、
外周部や玄関ホール、水回りなどに、耐力壁が集中します。
『耐力壁』とは、壁内に筋交いが入る、横揺れに耐える壁です。

ここで出入り口の建具が問題になってきます。
通常のドアであれば、開口部の隣の壁は、耐力壁が可能です。

一方、引き戸を希望されると、引き込み部分は薄い壁です。
筋交いは入らず、耐力壁にはなりません。
(アウトセットという特殊な建具はありますが・・・)

また薄い壁にはコンセントやスイッチボックスなども付けられず、
ドアよりも制約条件が出やすいので、注意が必要です。

米国の広い間取りをみると、玄関からキッチンまで、
建具はなく、すべてオープンに繋がっています。

決して耐力壁が無い訳ではなく、
通路幅が広く、建具がないから、広く感じるのです。

 

                        <発行人:若本修治>

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【 編|集|後|記 】

このサービスをスタートさせて15年が経過しました。

まだ実績のないこのサービスを利用した”勇気ある人”がいたから、
15年間を積み重ねることが出来ました。

お客様の声もちょうど100組となり、
ホームページもリニュアルしました。

このたび、日本経済新聞からも、広島支局長自ら取材に来られ、
地方版ながら、当社サービスが日経新聞に紹介されました。

http://esumai.livedoor.biz/archives/52416372.html

取材された安西支局長は、『広島はすごい』のほか、
経団連や国策産業など、硬派な著書がある敏腕記者でした!

ではまた、お会いしましょう♪

 

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