『コンストラクション・マネジメント』とは、全米ホームビルダー協会が、住宅建設業者向けにまとめた経営マネジメントのノウハウです。 請負業者が行なう、品質管理、コスト管理、スケジュール管理、そして資金繰りを含めた経営全体のマネジメント・システムなので、本来は、工務店経営者が学ぶべき経営管理技術を指しています。
しかしこのサイトでは、そんな難しいことを学んでいただこうというものではありません。
このようなマネジメントノウハウを持った専門家が、あなたの家づくりのサポートをしていきます。
家づくりの全ての段階で、「いい家を安く」を実現させるために、専門家の知恵と経験を利用するのです。
このサイトにたどり着くまで、CMというのを見聞きしたことがあるかも知れません。
あなたの知っているCMと違うと感じるかもしれないので、簡単に説明しておきましょう。
アメリカから輸入された『コンストラクション・マネジメント』は、いつのまにか日本では『分離発注』の意味にすり替えられてしまいました。 それは、元請の建設業者自身が協力業者(専門工事業者)に分離発注し、品質やコストをコントロールするという意味ではなくなりました。施主自身が、元請を通さず複数の専門工事業者に競争入札を実施し、直接発注するという意味になってしまったのです。
実際には、設計事務所などが『分離発注業務』をサポートするという形です。
いくつか書籍も出版されています。
初めて家を建てる人はそう感じるかも知れません。
でも住宅の建設はそんな単純なものではありません。
マンションやホテルの耐震強度偽造問題では、設計事務所のチェック能力が明るみに出ました。
「意匠デザイン」だけ担当して、「構造」や「設備」については元請設計事務所でもチェックできていなかったということです。何人もの一級建築士が資格を剥奪されました。
だから
デザインをする人とマネジメントを指導する人は別のスキルが必要となります。
例えば、あなたのお仕事の業界を考えて下さい。
製造業であれば、プロダクトデザイナーやファッションデザイナー
広告や印刷関係であれば、グラフィックデザイナーやWebデザイナー
ソフトを開発するプログラマーや店舗デザイナーも・・・
およそ、時間やコストのマネジメントよりも、ものづくりに没頭する人たちではないでしょうか?
技術的に難しいことよりも、予算がオーバーすることよりも、自分の表現したいものをつくりたい人たちではないでしょうか・・・?
彼らが、自らデザインを手掛けながら、プロジェクト全体のマネジメントが出来るとは考えにくいと思いませんか?だから、映画や広告業界などに見られるように、プロデューサーやディレクターといった別の職能が全体のマネジメントをしている訳です。
弊社では、家づくりに携わる職能が、それぞれの得意分野に特化してもらうことで、建設プロジェクト全体のマネジメントがうまく回ると考えました。不得意な業務はさせないという発想です。
そうすれば、効率化が図られ「良質な家が安く建てられる」わけです。
それが、弊社が考えた住宅CMサービスです。
●設計事務所・・・建築士は、図面を描くプロです。しかし、ビルも病院も店舗も設計している設計事務所は、効率化を図ることは困難です。「戸建て住宅」に特化した設計者やデザイナーに要望や納期を的確に伝えることで効率化が出来るのです。
●施工会社・・・施工会社は、部材と職人を調達するプロです。個人が分離発注して直接仕入れるよりも、年間の発注ロットがあるから同じ資材を安く調達することが可能です。安定して職人に仕事を提供することで、現場の連携も取れるのです。設計事務所の『分離発注』ではこうはいきません。
●積算業務・・・施工会社に積算を任せると、自分たちなりの見積書をつくります。明細もなく、仕様も明記されていない見積で契約を迫られます。公正な競争入札を実施するためにも、積算のプロが積算資料をつくることでコストダウンにつなげます。
●現場検査・・・現場検査のプロも登場してきました。職人たちは得てして、自分のやりやすい方法、昔ながらの方法を取ります。隠れてしまったところは、プロでも手抜きの発見は容易ではありません。施工中の第三者の検査を入れれば安心です。
キーワードは『効率化』です。得意な仕事に特化してもらい、不得手な仕事は省いてあげます。
集客や営業折衝なども、彼らは不得意なのです・・・(-_-;)
そして業務できるだけ標準化して、パソコンや通信技術(CAD、Eメール、Web、カメラ付き携帯などのITツール)を利用し打合せに掛かる時間も効率化します。
プランの標準化ではなく、業務フローの標準化だから、個性的な家も特注のデザインも可能です。
これらの業務の流れをマネジメントするのが、CMr(コンストラクション・マネージャー)です。
家づくりプロジェクトを統括するプロデューサーといってもいいかも知れません。
では、これだけの業務をこなしてもらうと、一体いくらかかるのか・・・?
相当な業務報酬を用意しなければならないのだろうか・・・?
気になるところです。
しかし、CMr自体も業務を効率化すれば、最少の業務負担で大きな効果を出すことが可能です。
またこれまで、設計も含めたこのような業務が「工事費の何%」と決められていた慣習にも疑問がありました。
なぜなら、コスト削減を工夫するほど、工事費が下がり自分の報酬も比例して安くなるのです。
工事費の査定は施主ではなく、CMr自身の手のひらにあるのです・・・。
弊社では、思い切って『定額制』にしました。
お客さまと「総予算」について駆け引きや腹の探り合いをしても仕方ありません。
その労力と時間は別に使った方がいいのです。
『定額制』にするほうがお互いにメリットがたくさんあります。
お客さまは安心して相談できます。時間や予算を気にする必要もありません。
弊社も、定額制にするからには効率化を図らなければなりません。そうすると、さらに業務の標準化を進めることが求められ、月当たりの業務量を増やすことが可能となります。
売上と競争力が同時についてくるのです。これが本来のマネジメントなのです。
金額も、お客さまが気軽に相談でき、多くの皆さんの支持をいただけるだろう費用を考えました。
なぜなら、この方式を広く行き渡らせたいからです。
もう少し、業務の流れと料金を知りたい方は、こちらからお入りください。