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お住まい訪問
取材日:2012.10.01
今回訪問したYさんのお住まいは、立派な床柱を構えた二間続きの和室がこだわりでした。県産材をふんだんに使用した二世帯住宅で1年以上住まわれた住みごこちや感想をお聞きしました。
お引渡し後も隣地の住まわれていた家や仕事場のリフォーム、外構回りなど、ずっと工事が続いているようでした。
工務店社長も度々訪れるので「終わった」という安堵感はもう少し先のようです。
早速案内して頂いた二間続きの和室は、ローズ色の珪藻土が印象的な空間でした。
すっかり馴染んだ壁は華やかな雰囲気を醸し出し、和紙の入ったワーロン障子や特注の格子欄間など細部にこだわった室内です。
1階のご両親世帯では温度差もなく快適に暮らされているとか。ただ南西に向いている寝室では熱がこもって暑かったようなので現在テラスを計画中。
最新のシャッターをつけられているので2重の防御になります。
寒い時期、お茶の間にある蓄熱暖房の設定を26度にしていたら「冬なのに汗疹が出来た」というお父さんの話に思わず爆笑しました。
2階のホールは青いガラスブロックから透ける光で足元は明るく、ギャラリー風な空間になっています。
間接照明に照らされているYさんの好きな絵画を見ながらリビングに入ると、龍の欄間飾に目が惹き付けられます。
大黒柱の代わりになる象徴的なものとして家族が集う室内に飾りたいと強くご希望でした。
明るい色のリビングソファは3人掛けで、木部と革のクッション部分が外せ、更に1脚づつ切り離せるという機能的なもの。
納入の際も運びやすく、子供の友達が来た時はバラして使用出来て使い勝手満点だそうです。
リビングに居てベランダ格子の隙間からご主人の船が見えたり、宮島の花火が観覧出来る羨ましい立地です。
訪問時の温度は25℃湿度46%、開けた窓から心地よい風が通っていました。
夏は8月のみクーラーを使用される程度で、寝苦しい夜にリビングにある1台を稼動して、それぞれは扇風機で過ごせたそうです。
リビングを中心に家族の個室が広がっているこの間取りならではの利点のようですね。
冬は各階の蓄熱暖房で家全体が温まり、殆どは地下に設けた熱交換換気システムにより快適性が保たれています。
気になる電気代は一番高くて27,000円、安くて15,000円程度だったそうです。
それまで住んでいたメーカーの家では、家族4人の電気代・ガス代が29,000円位は掛かっていたというお話ですから、コスト面でも満足を得られています。
仕事場から帰られたご主人に「この家は最高じゃ!」と言われ、とても嬉しかったですね♪
2度目の家づくりを経験され、住み心地を比べる事が出来たからこその発言です。
地下収納庫でカビが発生するトラブルもあったようですが、2年目は調湿も安定してくるでしょう。
外構が完成する来年が楽しみです。