広島で「家づくり」のお悩みごとを丁寧に解決していく(コンストラクション・マネジメント)CMサービスです。
私たちが決めた理由
なんとなくですが、工事の依頼先は大手のメーカーよりも地元工務店にしようと考えていました。
ただ縁故に頼るには抵抗がありましたし、数多くある業者から依頼先を探し出す術も持っていませんでした。
そんな時に、このCMサービスを知り、興味を持ちました。
CMサービスに期待したことに、効率的に依頼先を探すことと、経費の削減がありました。
我が家では4社から見積もりの提示を受けました。一般的に4社の工事見積もりを取ろうとしたら、同じ作業を4回繰り返さなければなりませんが、ここでは1度に取ることができましたので、大変に満足にしています。
しかし、経費の削減効果がどれ位あったかはまだ、わかっていません。
自分流に家づくりを例えるなら、
”車の運転免許を持っていないのに、いきなり紙屋町交差点を運転しろ”
と言われた様なものでした。
とりあえず相談する相手がありませんでしたので、CMサービスを知ってこれは良いサービスと思いました。そして、工務店と計画を進行していく中でも色々な事について、第3者として客観的な意見を聞くことができて心強く感じています。
若本さんは住まいのコンシェルジュと言われていますが、自分はセカンド・オピニオンだと思っています。
住宅会社は執拗に営業をしてきましたが、CMサービスからは全く何もありませんでした。最初は戸惑いましたが、慣れてくるとこちらのペースで計画を進行できたので助かりました。
家づくりは楽しみでもありますが、大変な作業だなと実感しています。
偉そうな事は言えませんが、
心・資金・時間・・・
余裕が”よい家を”産むような気がします。
当初の予定よりもかなり長い時間が建築開始までにかかりました。
その間に建築基準法が改正になったり、年度替りで役所の担当者が代わり建築確認申請を取り下げたりと、理不尽な事が重なりました。
もし、これらを上手に回避できれば時間も予算も節約できたのではと、悔やまれます。
また、工務店との協議中、CMサービスでしたこととかなり重複していると感じたり、CMサービスで伝えたこちらの希望が一体どれ位まで工務店に伝わっているのかなと、疑問に感じたこともありました。
したがって、こちらの希望をより良く工務店に伝えてもらったり、工務店の内情も把握していてもらえると、もっと安心して家づくりができるかなと感じました。
最初に相談メールをいただいたのが、およそ1年半前。「伝統工法に興味がありますが、ホームページを見ると対象外でしょうか・・・?」という相談でした。木材の手刻み加工の出来る大工を抱えた工務店もあるので、対応可能だというご連絡をしてから、家づくりの相談がスタートしました。
実際に建築予定地を確認すると、数年前に造られたコンクリート製ガレージの上に家を建てたいというご相談。しかも高さや容積率等の規制が厳しい「第一種低層住居専用地域」で、既存住宅の離れとして建てたいというご要望・・・。法的にもご要望を実現させるのにギリギリの状態でプランニングがスタートし、入札が出来る状態になるまで約半年。その間、建築基準法改正もあって、役所への事前相談も厳しくなり、「混構造」という判断によって、実質木造二階建てにも関わらず構造計算が必要になるなど、着工までに時間もコストも想像以上に掛かってしまいました。
また「伝統工法を手掛ける工務店」として、入札の結果選ばれたのが、当社サービスでは初受注の工務店。アナログ社長で、施主の要望を社長自身が確認しながら「家は創りあげていくもの」という想いが強いため、社長自身「腑に落ちる」まで、同じ説明を何度もするようになってしまったようです。いろんな事情が重なったとはいえ、通常の数倍の時間とエネルギーが掛かってしまい、ご不安やご負担をお掛けいたしました。
今回、見積に至るまでも何度もプランを書き直し、打合せをした時間を考えると、工務店側に全てを伝えるのは困難でしたが、より効率よく打合せや現場が進むように改善させていくのも弊社の役割だと考えています。工事も通常の工法よりも工期が長くなりますが、物理的な耐用年数だけでなく、精神的にも「長く使える住まい」となるように、現場もしっかりとサポートしていく所存です。
相談いただく前に発行した書籍『家づくりで泣く人・笑う人』の出版記念キャンペーンにもご協力いただき、本の帯にハンドルネームでコメント掲載されているという話を後から聞きました。メルマガご購読からで数えると長い付き合いとなりますが、お引渡し後も長くお付き合いできる関係になれればと存じます。