2019.02.26
若本修治の住宅コラム第152話
毎月書いているコラムを更新しました。
今回は、日頃街を歩いていても気づかなくなった日本の住宅の過剰デザインです。
今回の事例は、かなり頑張ってデザインしていることが分かる、設計事務所による2棟並んだ建物を取上げました。日本では、設計者も工務店も、施主までも「他との違い」すなわち”差別化”を志向します。しかし日本よりもはるかに素敵なストリートが多い欧米では、建物は”標準化”が志向され、買った時よりも手放す時のほうが高くなる『経年変化しても魅力が高まる”様式美”のある建物』が好まれるのです。