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お住まい訪問
取材日:2009.02.26
インタビューを受けてくださったのは、平成20年11月に完成した府中町のK様。
5社入札参加があった中で、価格と性能のバランスが取れた菱和建設(株)をパートナーに選ばれました。
家づくり当時は、情報収集をされ細部までこだわりを持って計画される奥さんと、コスト重視のご主人さんとの意見の不一致が多かったそうです。ネットで調べるほど疑問が増え、性能などハード面は若本へ、インテリア関係は私へと細かにメールでやり取りしながら解消していきました。
そこから要望の優先順位をつけて、コストを抑えながら一つ一つ選んでいく、納得のいく家づくりが実現出来たと喜んでいただきました。
玄関ドアを開けて一歩入るとそこは薄いピンクベージュのほんのり明るい空間です。
Kさんのご要望だった正面ニッチには花や季節行事の小物を飾られ、訪れる人の気持ちを癒してくれます。
吹抜けのあるLDKは広い空間にも関わらず暖かく、リビングの脇にある蓄熱暖房器の効果は絶大です。訪れるお客様には「床暖房が入っているの?」と聞かれるくらい無垢材の床が温まって心地よいそうです。
吹抜け上部にはファンが常に回っており、上昇した暖かい空気を2階から1階へと巡らせているので上下階の温度差はありません。エアコンはまだ1台も無く、「局所用」にとカーボンヒーターが置いてあるだけでした。
取材したのが春が近いとはいえまだ寒い時期でしたが、室内温度は21~22℃の暖かさ。
湿度は44%と少し乾燥気味で、部屋干しは欠かせないそうですが、乾きが早くて片づけられるというメリットもあります。
帰り際に蓄熱暖房器の前がじんわりと暖かかったので、「この場所が一番居心地がいいかもしれませんね」とお聞きすると「そうなんです」とのお返事。
リビングドアの前で通り道になる狭い場所なのですが、朝起きたお子さんたちがごろりと寝転んだり、Kさんが雑誌を読んだりする自由なひとときをここで過ごされるそうです。
お話を伺っている間に、まだ1歳のコウちゃんが無垢のパインフローリングの上で眠ってしまいました。その心地よさを一番実感しているのはお子さんのようです。