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家づくりで泣く人・笑う人

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2004.8.23 第31号

住宅会社倒産の悲劇   ~倒産に直面した社員たち~ 

『住まいづくり専門コンシェルジェ』が綴る家づくり総合マガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.031━2004.08.23━

《週刊》 家┃づ┃く┃り┃で┃泣┃く┃人┃・┃笑┃う┃人┃
     ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 
                        ~第31号~
  ◆家づくりは人生最大の「事業」
  ◆事業を成功に導くための、プロのコンサルタントの助言
  ◆あなたも「笑う人」になって豊かな生活を送りましょう!
                    《発行部数2,347部》

【バックナンバータイトル一覧】
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  ⇒このバックナンバーであなたの家づくりの常識が変わります!!
   気になるテーマを印刷して、是非ご夫婦でお読み下さい。
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【もくじ】
 ・住宅会社倒産の悲劇
 ・お勧めBOOKS
 ・今週のワンポイント・アドバイス
 
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 このメルマガでは、
 現場監督からスタートし、中小企業診断士を取得して、
 200社を超える住宅会社の経営指導をしてきた実戦派コンサルタントが、
 家づくりという大きな「事業」に失敗しないノウハウを提供していきます。

 どこにも影響されない中立的な立場で、住宅業界の実態も伝えます!
 あなたの家づくりのセカンドオピニオンとしてお役立てください。

 ■発行者のプロフィールはこちら
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 こんにちは。発行者の若本です。

 まぐまぐBooksアワードに参加しましたが、
 20日に締め切りが終わりました。

 358票で、71位という結果でした。
 投票にご協力いただいた方はありがとうございました。m(_ _)m

 オリンピックのドーピング検査ではありませんが、
 これから不正投票のチェックを行い、
 場合によっては上位が取り消される可能性もあります。

 トップは、私のメルマガでも紹介した”癒しのことば”
 何と、1万票に手が届こうかという数字でした。
 最後の数日は毎日1千票くらい伸びていました!! (@_@)

 話は変わりますが、「ニセ温泉」の問題も
 お盆休みに各地の温泉地に広がっていましたね。

 そして、関西電力美浜原発の事故・・・ (>_<)
 以前、関西電力の仕事をしていて、数百名の社員を知っているので
 他人事とは思えない騒ぎでした。

 それにしても、「分からなければ不正をする」という社会に
 私たちの国もなってしまったのでしょうか?

 皆さんの家づくりだけは不正のないことを祈ります・・・

 では、今週も最後までお付き合いください。

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   ▼住宅会社倒産の悲劇   ~倒産に直面した社員たち~
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 皆さんは、身近で倒産を経験したことがありますか?
 私はたくさんの倒産を間近で見てきました。 (-_-;)

 私が社会人となって初めて入社した企業と、次に転職した会社は
 ともに資本金2億円の将来上場を目指す中堅企業でした。

 しかし、現在2社ともこの世に存在しません。
 ともに私が退職して数年後に倒産や整理となったのです。

 2社目の会社は、アメリカで成功を収め、日本市場に進出してきた
 住宅リフォームのフランチャイズチェーンの地域本部。
 そしてこの地域本部の母体が、Hハウジングという住宅会社でした。

 Hハウジングも、私がFC本部に在籍時、30数億円の負債を抱え
 年明けの1月早々に倒産してしまいました。

 母体会社の倒産は、私の所属していた会社には直接の影響は無かったものの、
 建物がつながった母体会社の倒産は人間模様をまざまざと見せ付けられました。

 倒産後10年近く経つ今だからこそ、裏話をほんの少し公開してみます。

       ●———————–
        下請けを儲けさせるな!
       ————————●

 倒産する会社には必ず前兆がありうるものです。
 FC本部時代の加盟店もいくつか倒産し、
 オーナーが夜逃げしたケースもあるので、それは肌で感じるのです。

 Hハウジングはグループ企業で50億円ほどの売上のある中堅企業でした。

 バブルの波に乗って、順調に経営規模を拡大し、
 複数の子会社をつくっていました。
 すべて住宅に関連するビジネスばかりです。

 倒産する数年前まではバブル経済真っ只中。
 土地神話が健在で銀行借入れで土地を仕入れてもリスクの無い時代でした。
 土地を仕入れ、建物をセットするだけで、大儲け出来ていたのです。
 借金なんか全然怖くない時代です。

 私が転職で会社訪問したときに、
 母体会社の社長と、その社長秘書がモデルハウスを案内してくれました。
 高台の団地内にあるそのモデルハウスは、3億円の価格表示があったのです。

 常設の展示場ではなく、自社の建売りを1年程度モデルハウスとして公開し、
 売却しては、新たなモデルをつくるというサイクルが出来上がっていました。

  ※ちなみに、以前このメルマガに寄稿してくれていたKさんこそ
   その社長秘書でした!(とうとうバラしてしまった・・・)

 他の住宅会社同様、Hハウジングでも厳しい営業会議が開かれていました。
 営業マンにはノルマが与えられ、社長から灰皿が飛んでくるような会議です。

  ※私はこの会社の社員ではなかったので、後から聞いた話です。

 バブルがはじけて業績が低迷し始めると大変です。
 社長から信じられないような言葉が営業マンに浴びせられました。

 「下請けの●●塗装の社長は、新型のクラウンに乗っていたぞ!
  お前ら、あんなに儲けさせているのか!! 新車を買う金があれば
  息子に家でも建てさせろ! お前ら、なにボケとるんじゃ!!!」
  (広島弁は怖いのです・・・)

 普段は紳士的なH社長も、従業員や下請けには態度が変わります。
 社訓の「共存共栄」が泣きます・・・ (>_<)

         ▽ ▼ ▽ 

 ワンマン社長のものすごい雷がおちた会議の直後、
 従業員は蜘蛛の子を散らしたように見込み客の元へと走ります。

 今でも、複数の営業マンを抱えた多くの住宅会社は
 このような行為が繰り返されているのです。
 (もちろん程度の差はありますョ)

 お客さんのために家を建てるのではなく、
 社長のために、家を建てるお客さん、すなわち「売上げを見つけて来い!」
 それが営業マンに課せられた仕事です。

 お客さんが新居でどのような生活をするかよりも、
 いくらの「予算」で、いくらの「利益」が出るのかしか考えていません。

 下請けや職人は、自社の建物の品質を決定付ける大切なパートナーだって?

 そんなことは考えもしません。
 監督の目を盗んで、少しでも余計な利益を目論む盗賊のように見ています。

 こうして、下請けの技術レベルが落ち、
 クレームは増え続けても、敏腕弁護士を雇うので、
 消費者の苦情は黙殺されていきます。

 H社長も弁護士とは仲が良かったですねぇ・・・
 弁護士にとっても上得意客だったのでしょう。   (-_-;)

 しかし、バブルが崩壊して、仕込んでいた土地が不良債権化です。
 数年間は持ちこたえましたが、とうとうその時が来ました。

       ●————————
         暴徒となる社員たち
       ————————-●

 1月末の資金繰りが付かないという情報が、
 関連会社社員の私たちの耳にも入ってきました。

 社長と経理部長が銀行に行ったきり、なかなか帰ってこないと・・・

 それから一週間、社長は行方をくらましました。
 社員たちは大変です。

 営業会議で罵声を浴びせられていた血気盛んな人たちは、
 交代で社長の自宅の張り込みです。
 2台の外車は差し押さえておこう!

 一週間後、社長が出社したのはすぐに分かりました。
 木刀を持った従業員が、大声で廊下を走り回っています。
 皆に追い詰められ、社長は観念しました。

 あれほど、嫌なことでも忠実に聞いていた部下たちが、
 こんなにも変わるのか・・・ 驚くやら、あきれるやらです。
 日頃の恨みは忘れてはいないのです。 (^^ゞ

 しかし、その後営業部長を中心として
 「とにかく、自分たちが受注したお客さんだけは迷惑を掛けるな!」
 という号令が出ました。

 お引渡しの終わっていなかった数組のお客様の建物は
 彼らが数ヶ月無給で、協力業者に掛け合い、お引渡しまで世話をしたのです。

 倒産したとはいえ、その会社から給料や利益を得ていた社員や業者は
 自分たちを信じて契約したお客様まで迷惑を掛けることは出来ませんでした。
 少なくとも、自分たちはその会社で生活させてもらっていたのですから・・・

 しかし、普通であれば、建物お引渡し前は業者のものであり、
 建材や設備機器などを現場に入れた業者は、外して持ち帰ることもあります。

 Hハウジングの部長は、FC本部の加盟店の倒産にも立ち会った経験を生かし
 粛々と業者に指示を出して、倒産の混乱を乗り切ることが出来ました。
 たぶん、その経験がなければ、お客様は途方に暮れたことでしょう。

 あなたの家も工事途中に業者の倒産がないとも限りません。
 次週は業者倒産の対策を考えます。

 ⇒次週に続く

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            ▼今週のお勧めBOOKS
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 若本修治が読んでみて、家づくりに参考になる本を紹介します。

●プロが教える 買ってはいけない住宅  加治将一著  [アスコム]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776200856/cmshiroshima-22

 ↑31万部突破のベストセラー「借りた金は返すな!」の著者は、
  実は、設計も工務店経営も、不動産投資も経験した業界人だったのです!
  「借りた金・・」と同様、大胆に面白く住宅業界を斬っています。

  「私たちは素人です」と営業マンにいうのは禁句。女性が男の前で、
  「私、酔って少し疲れたわ」といっているに等しいのだそうです。(^^ゞ
  上品ではない(?)分、本音が分かって誰でも楽しめる本です。(若本)

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┃若┃┃本┃┃の┃┃本┃┃棚┃今週のお勧めBOOKSが本棚になりました。
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   ↓  ↓  ↓
 http://www.cms-hiroshima.com/mailmag/books2.htm
 アマゾン・ドット・コムですぐに書籍が購入できます。
 私もよく利用しています!! (^_-)<☆

     ┏□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□┓
        ▼今週のワンポイント・アドバイス
     ┗□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□┛

 私が社会人になったときの同期のひとりは、
 これまで転職した5社全てが倒産や合併吸収でなくなったと嘆いていました。

 最初の会社も、大阪本社で外注への支払いは厳しい会社でした。
 担当者が決めた発注金額を経理が値切るのです。
 私はこんな会社で、現場の指示するのが恥ずかしかったです。

 こんな会社は、社員もやる気をなくし、良質な取引先も逃げていきます。
 やはり私が退職後、8~9年で倒産しました。
 (ここも倒産した今だからから言えます)

 いまや倒産や会社整理は他人事ではありません。
 大手ハウスメーカーでも例外ではなくなって来ています。

 若い世代では記憶に無いかも知れませんが、
 現在、大手建材メーカーとして知られるE大産業も、
 かつては、大手ハウスメーカーでした。

 昭和53年、製造業で戦後最大の倒産として世間を騒がせたのです。
 私の実家の近所のおじさんが、E大産業の大工さんだったので覚えています。

 大手プレハブメーカーが台頭する前、
 大手といわれる住宅会社は、S産住宅やN本電建、T平住宅でした。
 ここ数年で、昔の御三家は姿を消してしまいました。

 あなたが35年ローンを組み、20年保証を謳っている
 大手ハウスメーカーが、保証期間終了するまで会社があるのか・・・?

 木質系大手で、債権放棄のため会長が退いたMホームも
 資金力豊富な自動車会社系のTホームが触手を伸ばしています。
 (最近新聞報道されましたが、噂は昔からありました)

 「当社は上場企業なので、地場の工務店のような倒産はありません!」
 そんな営業マンの話を真に受けるお人好しであってはいけません。
 Hハウジングの営業マンも、直前までお客さまにそう説明していました。

 しかし、保証を売り物の保険会社までなくなってしまう時代です!
 用心に越したことはありません。

 では、今週のワンポイントアドバイスです。

☆*☆━━━━━━━━━━━━━*☆*━━━━━━━━━━━━━☆*☆

 1.社員や取引先を大切にしない会社は長続きしない

 2.大手だって倒産も欠陥住宅も例外ではない

 3.責任感のある担当者を選ぼう!(倒産しても逃げない)

☆*☆━━━━━━━━━━━━━*☆*━━━━━━━━━━━━━☆*☆

■参考情報⇒ http://www.cms-hiroshima.com/clum/vol_13.htm

  ↑コラム『ダウンサイジング』
   恐竜も巨大化しすぎて、環境に適応できなくなったのです。(^_-)<☆
  (若本が書いたコラムに関連知識を載せています)

【 編|集|後|記 】

 私自身も数えてみたら、60誌を超えるメルマガを登録していました。
 住宅や不動産だけでなく、幅広いジャンルのメルマガです。

 仕事柄、情報起業などビジネス系も購読しています。
 ビジネス系では「誰でも簡単に儲かる」的なあやしいタイトルも多く、
 実際、詐欺的な情報商材で利益を上げている人もいるようです。
 (私も1度引っ掛かりました。皆さんも気を付けましょう!)

 でも、まじめに研究し、有益な情報発信をしている発行者も多いのです。
 私も「これは!」という発行者にはメールを送ることしばしばです。

 先般、『ついに見付けた!小資本で圧倒的に儲かる事業テーマ』という
 メルマガが発行され、「なるほど!」と読んでいました。

 このメルマガは、教育情報事業化研究所の中山さんが発行していますが、
 なかなか分析がするどいのです。

 新しいビジネスモデルがテーマだったので、
 私の運営サービスも「こんなのはどうだ!」と送りました。
 東大大学院を卒業し、大手コンサルティング会社でさまざまなプロジェクト
 に取組んだ中山さんから見て、どんな判断がもらえるのか・・・?

 しっかりと返事が来ました。(^o^)丿

  「ホームページを拝見させて頂きましたが、
   オープンシステムとも一般的なCMとも異なるようで、
   ビジネスモデルを理解するのに、少し時間がかかってしまいました。」

 う~む! 彼くらいのプロでも容易に理解できないサービスなのか・・・
 逆にいうと、マネがしづらいともいえるけど・・・(^o^)丿
 でも一般消費者にも分かってもらわないと意味が無~~~い! (-_-;)

 そんなビジネスモデルのホームページはこちら
  ↓ ↓ ↓ 
 ■住宅CMサービス広島
  ⇒ http://www.cms-hiroshima.com/

 でも、一度のコメントでさすがに理解されたようです。
 彼の最新のメルマガ(8/19発行号)で、私のことも紹介されました。

 ●メルマガ『ついに見付けた!小資本で圧倒的に儲かる事業テーマ』
  ⇒ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000131792

 ちょうど、真ん中あたりに「S.W.様」と紹介されています。
 少し引用すると・・・

> 住宅に関しても、様々な模索をされている方がいらっしゃいます。
> 住宅は商品特性上、とても複雑なので、今回はご紹介できませんでしたが、
> S.W.様からも、極めて高度なアイデアを投稿頂きました。

 「業務としては高度なことを、お客様には簡単で負担なく!」

 これをモットーに、さらにグレードアップを目指します。
 皆さんも応援してくださいネ!

 ではまた来週♪

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 ◇ 次回予告
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         ▼ 住宅会社倒産の自己防衛策 ▼
 
          ~リスクをいかにして抑えるか~

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●このメルマガでは、
 『住宅コスト削減術』や『業者選びのコツ』、『欠陥住宅を防ぐ方法』
 から『住宅ローン攻略法』まで、生涯にわたって豊かさに影響する
 住居費のコントロール方法を週刊で提供していきます。

【発行者が携わっているサイト】

 ▼ 家づくりのトータル支援サービス『住宅CMサービス広島』
   http://www.cms-hiroshima.com/
 ▼ 不動産・住宅取得の学習サイト『住まいのキホン・ドット・コム』
   http://www.sumainokihon.com/
 ▼ 住宅にユニクロ方式の生産システム『セルフ・ビルド・プロジェクト』
   http://www.koukoku-ya.com/sbp/index.html

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