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お住まい訪問
取材日:2012.12.21
この度は当時ご自身のブログや弊社運営コミュニティサイトでも意欲的に家づくりの記録を更新されていた南区のIさんのお宅に、入居して3年経つ感想をお聞きしに行きました。
実重建設初受注だったIさんのお住まいは、1階に食堂と整体院を兼ねた3階建ての完全分離型2世帯住宅。訪問したのは年末の寒い時期でしたがあまり寒さを感じることなく、大きな掃き出し窓からの日差しが心地よいリビングでした。
DK,リビング,和室と繋がる間取りはそれぞれ建具があり、効率よく暖めたい時や来客時などフレキシブルに仕切る事が出来ます。
閉まっていてもロフトがあるため広く感じられ、子供さんが小さいうちは階段を設置せず荷物だけを収納。建築途中でこの空間を活かす事に変更し採用されたKES構法ならではの大空間となりました。
またご主人が日差しを遮るためグリーンカーテンを作るなど、趣味を生かして「育てる」という楽しみが加わったので庇をつけなくても良かったと笑顔でした。
1階が店舗のため、防音対策には重点を置いて計画をされました。防音にも効果のあるセルロースファイバーを壁に、上下階の間には断熱、防音、耐火が期待できる軽量発泡コンクリート(ALC)のパネルが挟みこまれているそうです。
すぐ近くに高速道路や建設現場があるにも関わらず、室内には外部の騒音は全く聞こえませんでした。実際窓を開け閉めしてその効果になるほど!と驚きました。
夏場は寝る時と8月の暑い日にエアコンに頼る程度で、昼間は南北の窓を開け放し風通りを良くすると、涼しく過ごせるそうです。またご主人がグリーンカーテン(アサガオ)に取り組まれ日射を遮る工夫をしたり、趣味を生かして「育てる」という楽しみが加わったエコ生活を実践されています。
提供していただいた光熱費の推移表を拝見すると、年間通して電気代が1万円を超えたのは夏冬ピーク時のふた月程度。夏冬ともエアコン1台がメインで補助的に他器具を使用する程度、更に深夜電力利用を努めた成果であり、それ以上に間取りや断熱を熟考した事がとても満足のいく結果になっています。
ご両親も「冷蔵庫が3台ある店舗では、夏に窓を閉めきった翌朝などはとんでもなく暑くなっている」と、断熱の良さに苦笑いでした。そんな壁は実重建設お勧めのセルロースファイバーの充填断熱です。
生活してみないと分からなかった所もあるようで、「家づくりで100点満点を取るのはすごく難しい事だけど努力した分は必ず報われる」とIさんの言葉。
自分達で出来る事はやってみる、メンテナンスも含め自分達で手を加える事が精神的な満足に繋がり、それが『愛着の持てる住まい』になるのですね。 造作家具やオリジナル建具も使っていくうちに馴染んできたようです。
施工会社を決める為、独自でコンペを実践その熱意には頭が下がりました。 メーカーに任せれば手間も時間も掛からないのに、Iさんは家族合意の元で家づくりを進めたかったそうです。
弊社の家づくり=事業という考えに共感され、「成功に導くためには施主の熱意や努力も不可欠だ」という言葉はこれから家づくりをされる方へのエールになりますね。