No.21　作業台と収納を兼ねた回廊のある家

今年は、秋が短く、あっという間に冬が訪れたという感じですね。
今回の取材は土地購入のお手伝いをしたこともあって、不動産部の丸山が担当です。
佐伯区のＭさまを訪問させて頂きました。

土地の瑕疵担保責任

何年か前に売主さんの家を解体した後、駐車場として使用されていた土地で、契約車両に対する売主さんの駐車場解約手続きの関係もあって、売買契約をしてから土地の決済引き渡しまで４カ月半もかかりました。
そのあと、基礎工事に入った工務店さんから、「大きなコンクリートの塊（埋設物）が出て来ました。」との連絡を受けた時にはビックリ！！しました。以前住宅があった時の車庫の基礎のようですが、とても手作業で撤去できるようなものではありませんでした。重機等での撤去になると費用が発生します。
そこで、重説・契約書を確認したところ、売主さんが個人の方なので法的義務はないのですが、契約書には【瑕疵担保責任を引き渡し後３カ月間は負う】と記載してもらっていたので助かりました。売主側の仲介業者の担当者はブツブツ言っていましたが、売主さんはとても良い方で気持ちよく撤去費用も負担して下さいました。
一筆の土地を分割したのですが、「あっちの土地には何も埋まってないでしょうねぇ？」と売主側の担当者の問いに「もう一方の土地には井戸が埋まっているよ。」と売主さんの返事に、担当者は愕然とし肩を落としていました。
Ｍさまと「井戸の方でなくて良かったですね。」と胸をなでおろしたものです。そんなことがありましたが、結果的にはとても良い場所にお家を建てる事が出来て本当に良かったと喜んでいただいている事が、今回の取材でよくわかりました。

申しぶんのない環境

スーパーや学校も近く、川沿いを散歩することも出来るし、町内会にも入会して、運動会や祭り等地域に密着したお付き合いをされているようです。
同じようなお子さんをお持ちの方々からも温かい声を掛けてもらったり、子育てをする上でも、申し分のない環境に満足されていました。
何よりも、ご主人の「帰る場所（自分の居場所）が出来た！」と言われた言葉がとっても印象的でした。

こだわりの回廊と無垢の床

お住まい心地は？という質問に対して、 住んでみなければ気が付かないことが何点かあったそうですが、それ以上に、こだわった部分の満足度が高いようです。
奥様ご希望の２階の吹き抜け廻りの回廊です。作業台と収納を兼ねた造り付けの棚もお気に入りです。乾き切らないシーツなどを吹き抜け部分に垂らして干せるのも魅力の一つだそうです。
あとは、やっぱり無垢のフローリングです。材質はサクラですが、木の色合いが何とも言えない落ち着いた雰囲気を醸し出しています。素足で駆け回るお子さんにも感触が良くて安心ですよね。
そして、ご主人のお気に入りはリビングのソファーです。ここでは家族揃って楽しく過ごせるスペースなので、みんなのお気に入りの場所でもあります。

居心地が良いと褒められるお家

「家づくりをするにあたり、もう少し勉強をして臨めば、もっと良い家になったかも知れない。」と仰っていましたが、完璧に満足のいく家はなかなか難しいのではないでしょうか。
「親戚やお友達も、訪ねて来る殆どの人たちが口を揃えたように『居心地が良い家だね。』と褒めて下さるので嬉しいです。」と本当に嬉しそうに満面の笑みを浮かべておっしゃる奥様の様子に、取材をしている私も嬉しくなりました。
Ｍ様のお家を訪問されるお客さまは、居心地が良くてついつい長居をされる方が多いようですよ。
（取材：丸山）