広島で「家づくり」のお悩みごとを丁寧に解決していく(コンストラクション・マネジメント)CMサービスです。
私たちが決めた理由
区画整理による建て替えで、建築業者を決めるために、とりあえず住宅展示場に行ってみました。
2~3社ハウスメーカーの話を聞きましたが、自分のやりたい家づくりではないような違和感がありました。
業者選びに行き詰って、家づくりに関する資料を集めているときに、ネットでCMサービスに出会いました。
サービス内容を確認し、若本さんとお会いして、自分にとって理想の家づくりシステムだと思い即決しました。
素人が、家づくりという大きな事業(しかも失敗が許されない事業)を手掛けるわけですから、プロのマネージャーは絶対に必要です。
CMサービスにたどり着くまでが大変でした。
家が欲しい人に自社の家を売り込む住宅会社と、家をつくろうとしている人に情報やアドバイスを提供し、建築会社との窓口になってくれるCMサービスでは立ち位置が違うように思います。
同じプランでも各建築会社の個性が反映された見積もりが出てきます。
メリットでもありますが、こだわりのある項目でそれと異なる提案をされたのでは選択肢が狭まるデメリットにもなります。 少々時間をかけても、自身の希望を120%満たしたプランをつくった上で入札してもらった方が良いと思います。
参加していただける建築会社がもう少し増えて、各社の特色を把握した上で、施主の方から気に入った建築会社に入札参加依頼ができるようになってもいいかなと思います。
最初のお問合せメールを頂いたのが2010年5月だったので、相談から完成まで丸々2年が経過しました。
区画整理前のご自宅の前も何度か通っていましたが、以前の面影がないほど、この間でガラリと街が変わりました。区画整理事業が終わって工事着手できるまで1年半以上ありましたので、比較的じっくりと検討できたのではないかと思います。
隣地にお母さんの家も同時に建築できたので、道路に面して並んだ2棟分は建物の表情を揃えられました。また建築コストも入札の結果、落札した地元の建設会社が近くに複数の現場を担当しているということもあって、1棟あたりで換算すると現場経費がかなり抑えられたと思います。
再開発地区では、従前の土地所有者の場合、立ち退きの補償も見込めることから、「建物に十分コストを掛けられる」と踏んだ大手ハウスメーカーを中心に、営業攻勢は凄まじい様相だったかも知れません。私達は全く立ち位置が違い、家を建ててもらうことで大きな売上げが得られるのではなく、家づくりの不安解消と問題解決によって、対価を負担していただくサービスなので、受注目的の営業活動はなく、建設会社との間の調整役に徹しているので、安心して相談いただけたのではないでしょうか。
自社が受注さえ出来ればいいという「営業活動」の結果は、区画整理をされた各敷地で、まったく違うハウスメーカーがバラバラな外観、統一感のない外壁の色、屋根形状などで施工していることをみても、そのことが伺えます。見事に調和のない、道路と建物だけは新しい街になりました。
せっかく新しい街に生まれ変わるのだから、一定の街区だけでも地元設計事務所のコンペで街並みの調和を考えて最低限のルールを決め、地元の建設会社が入札の結果施工を担当するという形を試みてもいい地域でした。もちろん、個々の住宅は注文住宅として十二分に要望をお聞きし、自宅から見た景観もお互い意識できるような美しい街並みが出来れば、区画整理の意義がさらに高まります。
そのようにしても、建築コストはさらに抑えられていたことでしょう。
とはいえ、自分のやりたい家づくりに違和感を覚えても、大手のどこかに頼む以外の選択肢が思い浮かばないのが実態です。その点では、たまたまとはいえ当社サービスを見つけられたのはラッキーだったかも知れません。サービスに辿り着くまで大変だったというのは、広告宣伝にお金を掛けず、社会的に認知されていない新しい業種なのが最大の要因です。今後、認知度を上げていくためにも個々の注文住宅づくりのサポートだけでなく、「地域で注目される街づくり」にもチャレンジしていきたいと考えています。
また今後のご期待にも、全体の「最適解」を求めて、より施主のニーズに応えられるように少しずつ改善していく所存です。