広島で「家づくり」のお悩みごとを丁寧に解決していく(コンストラクション・マネジメント)CMサービスです。
私たちが決めた理由
段原地区再開発のため、立ち退き後の仮住まい中での家造りでした(3年間)。 施主は80歳代の母です。
しっかりしているとはいえ後期高齢者の母一人では家造りは、荷が重いので、家造りの経験がある長男を中心に、長女、二男の3人が手伝う形で進めました。
母にとっては、50年ぶり2度目の家造りです。私(長男)にとっては、17年ぶり2度目の家造りです。
手伝うといっても、私が関東在住なので、距離が遠いのが問題です。都度帰省すると時間的にも費用的にも大きな負担になります。どうしたものかと思案しながら、住宅関連の本を読み始めました。
最初に読んだ数冊の中に若本さんの本がありました。
住宅CMサービスの理念に共感したのですが、地域限定サービスと記載されていて、がっかり。気を取り直して読み進むと、地域=広島でした。ラッキー!早速、メルマガ登録、資料請求しました。ホームページの事例(利用者の声)を見て、大丈夫そうだと判断し、母、姉、弟を説得してサービスを申込みました。
(tips) 50年前の家って、どのようなものか想像できますか? 新築時には、台所には”かまど”があって、薪を燃やしてご飯を炊いていました。 電気は来ていましたが、ガスは未だ引かれていませんでした。 お風呂は、もちろん五右衛門風呂でした。 えっ、どこの話かって、広島市内南区段原付近の50年前です。 アニメ”となりのトトロ”に出てくる”メイとさつき”の家のようなイメージです。
大満足 じっくり落ち着いて、納得して家造りを進めることができました。
入札では多様な提案があり、最もフィットする工務店を選ぶことができた。
技術面だけでなく、センスも重要な選定要素でした。
▼入札後が楽
複数社競合の場合に、選定社以外へのお断りは大変な気苦労(心理的な負担) を強いられますが、このサービスの入札では、それがないのが良いです。 入札11社、提案書・見積で3社に絞り込み面談しました。
選定理由、選定ポイント得点表等を若本さんには伝えましたので、選定以外の社へは、若本さんからお話いただけたと思います。
▼打合せに入ってから
素人の思いを、プロが納得できるように通訳して伝えてもらえる。
(素人の施主と施工者では、外国人くらいの違いがあるので、通訳が必要)
工務店に対して、言いにくいことも、うまく伝えてもらえる。
工事の現場を、プロの視点でチェックしてもらえる安心感、さらに、 その写真をネットで見れるので、遠く離れていても、様子がわかり安心。 (遠距離だったので、ありがたさを実感)
施工業者も緊張感を維持して良い仕事ができるので良い仕組みと思います。
▼強いて不満を挙げれば、
急かされないのは非常に良いのだが、ちょっと油断してしまい、完成が当初の希望時期よりも遅くなってしまったこと。希望時期から逆算して、”そろそろ~する時期です”というアドバイスがあっても良かったかなと思います。人によっては、急かされたと感じたりするので難しいとは思いますが・・・
敷地が狭いのに車一台分の駐車スペースは確保したいということで3階建て、住む人は高齢者なのでバリアフリーは必須条件としてスタートしたのですが、
1)困ったことに、高齢の母がエレベータの設置に納得しなかったことです。
頭で必要性を理解できても、心理的な抵抗感が大きかったのです。
長年、つつましい生活をしてきた母には、自宅ににエレベータを付けるのは、とてつもない贅沢に思えていたのです。”庶民が、そんな贅沢品を設置するな ど、とんでもない!”と。
母を納得させたのは、息子の説得ではなく、パーマ屋での井戸端会議でした。
「○○さんの新築はエレベーターを着けたんと」、「『エレベーターがあると膝が楽で良いよ』と**さんが言いよっちゃったよ」・・・。
2)プランニングで一番悩んだことは、新しい家での暮らし方です。
1階中心の生活にするか、それとも2階中心にするかでした。
半年間以上悩みました。それぞれ一長一短あって、簡単には決められません。
このためだけに数多くの間取り図を描き検討を重ねました。価値観・ライフスタイルの問題なので、住む人自身が決めるしかありません。
1階中心の場合は、通りかかった近所の人と窓越しに挨拶を交わすことができますが、動線は1階と2階に分かれ面倒です。寝室は2階になるので避難が心配です。
2階中心ならば、生活の主要動線が2階の同一平面に収まります。
寝室は1階になるので、火事の際の避難が容易だという安心感もあります。
母は、もう考えるのがイヤというくらい悩んだ末に、1階中心に決めました。
長女の助言を入れて、社会との接点を重視して1階中心に決めました。
上下の動線の問題はエレベータの採用で対応可と割り切りました。
3)一階中心と決めてからも台所の位置に悩みました。が、
これは若本さんにアドバイスいただき短時間で解決しました。
機能に関する悩みは、プロにアドバイスをもらうのが近道ですね。
4)地盤調査・補強
地耐力を調査し、場合によっては、地盤補強工事が必要になることを、当初、何も知らずにいました。補強費用は、多いと\150万くらいかかることを知って仰天です。頭を抱えました。早めに地盤調査を行い、はっきりさせたかったのですが、土地が返還されるまでは市が許可してくれないし、返還時期は遅いしで、不確定要素・不安を抱えたままで作業を進めるしかありませんでした。
不確定要素を抱えた状態はストレスでした。
ちなみに調査結果は地盤補強不要でホッとしました。
家造りの早い段階で、このサービスに出会えてラッキーでした。
なので、今回の家造りについては、本サービスの登録会社以外は知りません。
少し前に大手住宅会社で建てた近所の方は、大きな不満が残ったようです。
”あの住宅会社は止めておいた方がいいよ”と話してくれました。
1)まず、徹底的に自分達で考え抜きましょう。
・これまでの生活 と これからの暮らし方
・重視すること1~3位、変えたいこと1~3位・・・
ここは、自分達にしかできません。自分達で決めるしかありません。
紙に書き出すと、明確になります。
(注文住宅の醍醐味です)
2)建てる前に十分に研究・勉強しましょう。
プランの間なら、何度でも、やり直せます。
間取り図(手書き+間取りCAD)は、何十枚も書きました。
大きな分類で10種類、それぞれにバリエーションが7~8種類。
相当に奇抜な間取りまで、あらゆる可能性を試してみました。
何度も何度も試してみる中で、自分たちの望む形が見えてきます。
自分で間取り模型を作って、検討もしました。
図面が読めない人でも、模型(立体)ならイメージが摘めます。
写真:間取り検討用模型(材料は、空き箱と画用紙)
小学生の工作レベルでOK
3)情報収集のため時間(見学会) と 書籍代 はケチらないこと。
本は20冊以上読みました。中古本で十分です。
実際にできた家を見学すると多くの気づきがありました。
4)迷ったら、第3者のプロに相談しましょう。
そのための住宅CMサービスと思います。
5)しっくりこないと感じた時は、流されることなく、立ち止まる勇気を持ちましょう。
焦りは禁物です。
”焦りは一瞬、後悔は一生”
1)リフォームにも、このようなサービスがあればと思います。
自宅をリフォーム(風呂場 費用\100万)した際には、ホームプロを利用しました。ホームプロに入札はありますが、管理(プロの第3者によるチェック)はありませんでした。
リフォームは資格がなくても工事できるので、施工業者による品質の差が、非常に大きいので、施工時のチェックの必要性は大きいと思います。
一定規模(金額)以上のリフォームでは、住宅CMサービスのリフォーム版が利用できたら、良いと思います。
2)わかりやすい名称だと、よりスムーズに、このサービスが広がるのではと思います。
名称がわかりにくい(ピンとこない)です。一般の人は、CM=広告宣伝を連想します。
Construction Management の省略で、CMと言われれば理解はできますが、はじめての人に説明するのに骨が折れます。
アンケートに詳しくお答えいただきありがとうございました。
ご実家の建替えとはいえ、関東から帰省して打合せをしたり、模型作りや資料作成など、本当に大変なプロジェクトだったと思います。救いは、その大変な役目も愉しんでされていたことと、お母さんをはじめとしてご家族のご協力・ご理解が得られ、満足のいく家づくりができたことですね。
サービス名称に関しては、ご指摘の通り、サービス開始当初から「分かりづらいのでいつかは変更しよう」と思いながら10年が経過しました。完成見学会へのご協力もありがとうございました。入居後も引き続き対応してまいりますので、お気軽にご相談下さい。