気に入った大手よりも自由度が高く、安くできる工務店はありますか？

はじめまして。
現在、マンションに住んでおり、手狭になってきたということもあり、上の子（現在5歳）が小学校にあがるまでに、戸建への引っ越しをしたいなと最近考え始めました。

何から始めたらよいのかわからず、とりあえず、欲しい家のイメージを膨らまそうと、住宅展示場に行ってみたのですが、数軒見学した中で、○○工務店のi-○○という物件が気になりました。

何をどうご相談したらよいのか、家づくりに関して全く知識がなく、わからないことだらけなものですから、ふと感じたことをそのまま書かせていただきます。
無知なものですから、変な質問も多いかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

①2×6工法・ツインモノコック構造→地震、台風、火災に強い。
　火災・地震保険料が割安になる（半額以下）ということで、長い目でみるとお得。

②超気密、超断熱住宅
・複層Low-Eガラス付樹脂サッシ（防音性も高い？）
・断熱材に一般的なグラスウールの1.5倍の断熱性（EPS使用）
　外断熱50mm 内断熱140mm

→魔法瓶のような構造のお家だそうです。

温度・湿度を保つためには、窓を開けられないということでしょうか？
風を感じられないもの寂しかったりするなと思いまして。
結露もないし、カビが生えないとおっしゃっていましたが、実際、どんなものなのでしょうか？

③全館床暖房システム
　→高断熱・高気密の住宅で、床暖はどこまで必要なものでしょうか？

標準装備に組み込まれているので、その分割高だったりするのかしら？　

④屋根材と一体化した太陽光発電システム
　○○オリジナルで、大容量搭載が可能。
　初期費用0円で、搭載費用を○○が立替。発電で分割払い。
　→他メーカーの発電システムと比べて、発電効率が悪いなどということはないものでしょうか？

また、太陽光発電システムは一般的にメンテナンスは必要なものでしょうか？
また寿命はどれくらいなのでしょうか？

営業マンのお話では、メンテナンスは必要ない。
いずれは、電気を集める機械（７万円くらい）を交換する必要はありますが・・・。ということでした。

一生ものということなのでしょうかね？

■こちらの物件は、上記①～④の内容が標準装備で坪単価５５万円だということでした。

実際のところ、同じ装備のものを、もっと安く設置することができる工務店さんなどはあるものでしょうか？

i-○○の上記装備は、気に入ったのですが、建具は貼り物だということで、もっと木を感じられる家にしたいという気持ちがありました。

そこで、○○でセ○○シリーズというものが、無垢材を建具に使用していると紹介してもらったのですが、正直、デザインが好みではなくて・・・。

また、○○のお家は、自由度が低いように感じ、どうしたものかと悩み、インターネットでいろいろ探しているうちに御社にたどり着きました。

こんな質問といいますか、要点が定まらない疑問だらけの問い合わせで申し訳ないです。

家づくりにおいては、妥協も必要であろうとは思うのですが、まだ動き出したばかりで、できるだけ想いを叶えられたらという淡い期待がありまして・・。
可能な範囲で、お答え・アドバイスいただけますと幸いです。

それから、土地探しのポイントもありましたら、教えていただきたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

このたびは弊社サービスにご興味を持っていただきありがとうございます。

土地探しからのスタートですね。

実は昨日から大阪に出張しています。
昨日は関西で住宅ＣＭサービスを運営している３地域の運営者、大阪地域の登録工務店が集まり、研修会を行いました。
その中で、ちょうど○○工務店（大手ハウスメーカー）の話題が出たところです。

実は、住宅ＣＭサービス堺・和泉を運営している太田さんは、神戸大学を卒業後、その大手メーカーの商品開発本部で全館床暖房の開発をした人物で、７年間務めたその会社の経営者の考え方がイヤになり退職、３年前から当社サービスを運営しています。

商品開発本部はフィリピンにおき、性能とコストに関しては他のハウスメーカーと比べて群を抜いています。
コストは安く性能は高いので、自由度が少ないこととデザイン性に目をつぶれば、他のハウスメーカーよりもコストパフォーマンスは高い住宅です。

住宅ＣＭサービス京都を運営している高田さんは、その会社で建てて入居している２組の方から欠陥住宅の調査を依頼され、そのあまりにもひどい対応を動画サイトユーチューブにアップしています。(企業名は伏せています)

調査はＯＢの上記太田さんと訪問し、退職理由になった企業体質そのままだということで、不誠実な対応に憤りを感じると、昨日詳しく話を聞きました。

では、質問に関して簡単に説明しておきますね。

▼１．２×６　モノコック構造

確かに耐震性能は高く、断熱材がＥＰＳの成型板を採用しているのであれば、壁体内結露のリスクもほとんどなく、強い構造です。

弊社サービスでも断熱材を除いて同じ構造の住宅を造っている施工者もあり、軸組み工法でモノコック構造を造っている施工者もあります。
軸組のモノコックのほうが、垂直荷重に強く、将来のリフォームの自由度も高まります。

▼２．超気密・超高断熱

ＩＪ工務店の売りでもあり、確かに性能は高い仕様です。
サッシに関しては、弊社サービスで入札に参加している工務店も採用しているレベルで、トリプルガラスを採用しているケースもあります。
（先月末に伴中央でお引渡しした家はＬｏｗ－ｅトリプルガラス入り樹脂サッシです）

高気密高断熱住宅の基本的な考え方は、決して外気を遮断して生活するということではなく「住む人の意思で、外気の影響をコントロールできる」というものです。
季節のいい時には窓を開け放し、真夏や真冬、あるいは騒音でうるさい時、異臭がする時などに、計画した性能で外気や騒音を遮断できる性能を持っているということです。

逆に言えば、性能が低い住宅は、住む人の意思で外気の影響を遮断しようと思っても、不十分な結果しか得られず、どこかに漏気、隙間があるということです。

▼３．全館床暖房システム

ＩＪ工務店の断熱性能になると、床暖房はオーバースペックです。
極端にいえば、天気がいい日には太陽熱をサッシから取り入れるだけで、ある程度の暖かさを確保でき、小さなエアコンで家じゅうを暖房できます。
床暖房を入れると暑くなって窓を開けるレベルになるでしょう。

商品自体はフィリピンで全世界から安く調達しており、太陽光発電も含めて他社に比べると割安で採用可能なので標準仕様としているのだと思います。

▼４．太陽光発電

オリジナルの太陽光発電は業界でも話題でしたね。
発電効率までは不明ですが、一番は立地条件と屋根の方角や角度です。
パワーコンディショナーと呼ばれる、直流を交流に変換させる機器など、家電製品と考えていいものが１５年程度の寿命で取り換えが発生すると思います。（一般的には２０万円前後だと思われますが、オリジナルでは７万円くらいかも知れません）

今、世界で太陽光発電の効率化の研究が進んでおり、現在の方式の１００倍程度の効率が出る方式が実用化間近という記事も最近見ました。従って、屋根に上がっているモジュール自体の耐用年数は長くても、将来は「今１０年前のパソコンをそのまま使っている」というレベルの処理能力のものを上げているという状態になり兼ねません。

ＩＪ工務店は、大手ハウスメーカーと同程度の年間約１万棟の住宅供給を行っており、製造コストは他社よりもはるかに安いため、同じ装備であれば地元工務店も価格的に太刀打ちできません。ただしお感じの通り自由度は低く、大量生産によって高性能住宅を低コストで提供しています。

また営業マンと大工の技術のばらつきが多く、いい営業マン、いい大工に当たって、展示場仕様そのままでいいという方であればＯＫですが、出来るだけ想いを叶えたいという要望があれば、弊社サービスを含めて他社も比較した方がいいでしょう。
（３年前に人材募集した際、ＩＪ工務店広島で営業をしていた呉市の男性が応募してきました。このサービスで是非働かせて欲しいということでしたが、残念ながら縁が無かったということもありました）

まずは弊社サービスの資料をお送りします。
土地探しに関しても、要望シートというものを用意していますので、同封いたします。
まずはご家族のご希望を目いっぱい入れていただき、少しずつ優先順位をつけていけば、妥協することなく納得のいく家づくりになると思います。

取り急ぎ返信まで。