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土地・業者選びのポイント

2018.5.10 Vol.15_No.12

余分な建築コストのかからない土地選び

色々と希望や条件を出して土地探しを始めたものの、条件ぴったりの土地を見つけるのはとても大変なことです。

あったとしても、何かワケありの物件だったり、後々建築費用が余計にかかったりする土地もあります。

そこで、今回は建築費用が余分にかかってしまう土地のポイントをご紹介します。

 

1.住環境のインフラ設備がない土地

核家族となった現在、昔ながらの広い土地は不要で、1つの土地を2区画、3区画に分けて売却することがよくあります。その場合、ガス管や上下水の配管が無いことが多いのです。建築する際は、前面道路などに埋設している本管から引込みをしないといけません。前面道路が私道の場合、本管が無いことも稀にあります。
引込みの長さが長いほど費用もかかりますので、設備が整っているのか確認は必須です。(50万~100万)

 

2.前面道路が2~3mなどの狭い土地

前面道路やその土地までの経路が極端に狭い場合、資材を運ぶトラックや重機が通れない可能性があります。
結果、人手で運ぶしかありません。その分建築費用がかかります。(100万~200万)

 

3.道路との高低差がある土地

土地と道路の間に高低差が少ない場合は、車の出し入れ部分に段差を無くすプレートやスロープを設置すればいいですが、設置が難しいほどの高低差がある場合は、車が出入りできるような工事が必要になりますし、擁壁を設置しなければならなくなりますので、外構費用がかかります。

昔ながらの家には駐車場が設置されていない場合もあります。擁壁の上に土地がある場合は、掘り込み駐車場などの造成が必要になります。さらに費用がかかります。

以前お世話したお客様の気に入られた土地がまさに擁壁の上に家があり駐車場がない土地でした。専門の人に見積をお願いしたら、400万円はかかると言われました。

 

4.元々田畑や沼であったか盛土された土地

田んぼや畑だった土地は何度も掘り返されたりした土であるため、地盤が弱い可能性があります。
沼だった土地も土の性質上地盤が弱く、盛土の場合は、土が足らない部分に土を足して圧をかけているので、地盤が強いと言えません。

基礎の補強に係わるため地盤調査を行い、地盤が弱かった場合は、地盤の補強もしくは基礎の補強が必要になり、その分費用がかかります。(80万~150万)

 

5.地面がアスファルトの場合や古家がある土地

更地として売りに出されていても、駐車場として利用されアスファルトが敷かれていた場合、アスファルトの撤去費用がかかります。
古家がある場合は、古家の解体費用がかかります。家屋が木造か鉄筋、軽量鉄骨など構造によって、かかる費用も異なります。

 

 

不動産業者も上記の土地は不便な部分もあるということで、周辺に比べると、低めの価格で設定はしています。ですが、気に入った土地があっても、建築費用が余分にかかっては、アイランド型キッチンにしたい、書斎が欲しいなどの希望が実現できなくなります。その分、土地購入する前に弊社のような”建築費も含めてトータルで考えることが出来る”買い側の仲介業者は価格交渉をして、少しでも負担を無くすように努力します。

通常の仲介業者さんだったら、ただでさえ周辺より価格が安く、価格に連動した仲介手数料も少なめなので、さらに安く交渉する動機は生まれません。

建築費用をなるべく抑えるためにもこのポイントのチェックと仲介業者選びは重要です。

車も通れないほどの狭い道路は余分な建築費用がかかる要因の一つ
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