No.12　お茶を愉しむ「炉」のある和を感じる家

日暮が遅いからか時を忘れて外遊びしている子供達は大人より1.5倍長い1日を過ごしているように思え、羨ましいです。
1日1年が早く感じますが、この度お邪魔させて頂いたのは、入居後1年経つＨ様のお宅です。
陽射しの強い昼下がり、玄関前に打ち水をされ私たちを迎えてくださいました。

今風な和を感じるお住まい

今風な和を感じるお住まいで、薄いからし色の外壁とデッキ手摺の濃茶色がアクセントになった外観は、住宅地では目を惹きました。
室内もウォールナット色を基調に落着いた空間が広がっています。
和の趣の格子建具は、旭ホームズと色や格子デザインなど話合ったオーダーメイド。
色決めやインテリア計画は雑誌を多様して視覚的に伝え、ご夫婦の趣味が似ていたのでスムーズに運んだようです。

息子さんが走り回るのに格好の間取り

窓を開け放すとLD→和室→ウッドデッキと回遊できるので、幼稚園に通う息子さんが走り回るのに格好の間取りです。
和室には『炉』が設けてあり、奥さんが自由な時間が持てるようになったらお茶を愉しむのだそうです。

こだわりの椅子

座った椅子がよく見かける椅子だったので写真を撮りました。
｢家を建てたらこの椅子を使う｣と断言されたかどうかは分かりませんが、ご主人さんの気に入られた椅子はマルニのHIROSHIMA(ヒロシマ)というシリーズのもの。
シンプルで背中から肘掛のカーブの美しさが魅力的です。
横にあるトリップ･トラップも子供椅子の定番で、赤ちゃんから大人になるまで使えるというのが売り。
最近は色が豊富でインテリアのアクセントになるくらいきれいな色があり、Hさんのお宅ではこのライムグリーンがとても効いていました。
こげ茶色の床、白い壁、温かみのある照明の和の空間にこの色の北欧の家具が合っています。
成長とともに変わらず使い続けられる子供椅子とご主人のお気に入りの椅子は、長く使い続けたいという意志を持って家具を選び、それが愛情や心の豊かさにも繋がるのではないかと感心をしました。

快適な室内環境

気になる室内環境ですが、室温24.7℃、湿度51%と、外から来た私達には終始涼やかに感じました。
窓を開けた方がムッとした外気が入ってくるので閉め切ったまま、目の前の土地が建築中にも関わらず静かでした。
音も防げて埃も入りません。
熱交換型換気で安定した空気環境となり、昼間は乳幼児と奥さん二人の生活は快適そのもの。
冬は地下に置いた蓄熱暖房器で家全体がほんわかとしたぬくもりに包まれながらも、寝る時や寒さが厳しい時に補助的にエアコンを使用したそうです。
電気代は高くて３万円、平均して２万５千円くらい掛かったとか･･･気になったのは乾燥具合で加湿器は必需品のようでした。

ご主人も大満足！

お会いできなかったご主人からの感想を一部紹介します。
｢部屋の温度も、エアコンをつけるとすぐに効いてくれるので、以前の賃貸マンション暮らしから比べたら、快適そのものです。高基礎で地下に空間があることで、ベースとなる室温が夏は涼しく、冬は暖かく保たれていることと、気密の高さが寄与してると思います。｣
ご協力ありがとうございました。