2022.05.25
若本修治の住宅コラム 第183話
久しぶりに東京に出張し、東京オリンピック後も開発プロジェクトに湧く首都圏の状況に、戦慄を覚えるような危機感さえ頭をよぎりました。民間主導の大型建築プロジェクトとはいえ、これほどまでに必要性の低い構造物、大規模建築をつくり続け、需要と供給のギャップが埋まらなくなって来た時に、都市の未来がどのようになっていくのか・・・。
今回のコラムは、景気対策として大盤振る舞いされて進む都市開発の未来を考えてみました。『誰かの損で成り立つ経済・資本主義の行く末』です。