広島で「家づくり」のお悩みごとを丁寧に解決していく(コンストラクション・マネジメント)CMサービスです。
私たちが決めた理由
60歳を目の前にして定年後の終の棲家をどうしようか、と考え始めたのが2017年頃でした。
当時は八戸に単身赴任中でしたが、広島県内に親の土地家屋がありましたので、この建て替えというのは決めておりましたが、何から始めればよいのか皆目見当がつきませんでした。まずは情報収集だ、ということで当時家族が住んでいた川崎に帰省する際や親の様子を見るために広島に来た際に、家内と一緒にいろんな住宅展示場に行ってはモデルハウスを見たり、春日野やこころのオープンハウスを見たりしていました。
また、インターネットで施主ブログを読んだり、ハウスメーカーを紹介する住宅相談サイトにアクセスしたりと、いろいろやっている中で、住宅CMサービス広島のHPが目に留まりました。
施主と地元優良工務店の間で中立の立場から家づくりをサポートする仕組みがあることにとても興味が湧きました。当時はまだ、工務店さんで家づくりしようと決めていたわけではないので、家造りするうえでの選択肢の一つというような気持で住宅CMサービスさんのサポートを受けてみようと考えたのが始めです。
その後若本さんにお会いしていろいろご相談し、またインターネットで若本さんが発信されている「家づくりで泣く人・笑う人」のメルマガ記事や住宅コラムで書かれている、住宅業界の実態解説や住宅建設での注意点を非常に興味深く読んでいくにつれ、住宅CM サービスさんのサポートを受けることで満足感・納得感の高い家づくりができるのではないかと期待するようになりました。
上にも書きましたように、初めは家造りをするうえでの選択肢の一つという気持ちでサポートを申し込んでいたので、その後も大手ハウスメーカーや地元中堅ビルダー、フランチャイズ系の工務店、設計事務所等、いろんなタイプの住宅会社さんとも家づくりの話をしていました。
そんな中、設計事務所から提案された間取りがいいな、と思って若本さんにお見せしたところ、直下率が低く構造的に問題のある間取り、ということを即座に指摘され、問題点をご説明頂いたことがありました。
知識・知見の乏しい施主では住宅会社から提案される間取りを総合的に考えてその欠点に気づくことはできないことであり、家造りには中立的な立場で専門的な知識を持った人のサポートが必要ということに改めて気づきました。
その後ご紹介のあった工務店さんと工事請負契約したのは、若本さんのサポートを受け始めて3年後の2021年12月でしたが、この間も工務店さんとの打ち合わせでは何度も同席頂き、工務店に直接聞きにくいことをメールでご相談してアドバイスいただいたこともあり、より良い設計ができたと感じています。
また、今年3月から工事が始まったのですが、なかなか現場に行けない施主に代わって都度若本さんが現場を訪れて施工状態を確認され、多数の写真を記録していただけたことで、施工不良の不安を感じることもなく、安心することができました。気密測定の結果が非常に良好だったのは、工務店さんや職人さんの技術によるものではありますが、若本さんの現場確認があったことで、施主として安心して工事の推移を見ることができましたし、高気密住宅にできたことにとても満足しています。
私が八戸に単身赴任中で家族が川崎住まいという中で、親の実家を建て替える計画で家造りをスタートしました。離れた建築場所で家を建てるということを、どのように進めていけばよいのか、わからないことだらけ、ということが困ったことでした。
上にも書きましたが、大手ハウスメーカーや中堅ビルダー、地域工務店等多数の住宅会社さんに話を聞いていますが、大手メーカーやビルダーでは最初に対応した営業さんがその後の家造りの窓口になりますので、住宅についての知識の乏しい「はずれ」の営業さんが担当になると、この営業さん(会社さん)と一緒に家づくりするのはちょっと不安だな、と感じることもありました。
また、当初は大手ハウスメーカーさんの開催する住まいの見学会とか、建築現場バスツアー、モデルハウス宿泊体験等に何度か参加しましたが、多くの参加者を集めて食事会まであるイベントや、豪華なモデルハウスを多くの住宅展示場で維持することで発生する費用が、家の建築費に上乗せされるのかと思うと、それを施主としては受け入れられないな、と個人的には感じています。地域工務店さん(社長さん)にも何社か話を聞いていますが、考え方もいろいろで、高性能の家が建てられるのかな、と不安に思うような工務店さんもありました。
家は一旦作ってしまうとその後何十年も住み続けることになります。私もこれが「終の棲家」ということで、この先死ぬまで住み続けることになります。住んでいる中で10年、20年もすれば年を取って住人は老齢になります。また、子供は成長してライフスタイルも変化します(私の場合、子供はすでに独立してますが)。家造りに当たっては今の状態を考えるだけでなく、将来のライフスタイルの変化等も良く考慮して間取りを検討したり、将来のリフォームがやりやすいように工夫することも必要だと感じています。
家造りは一生に一度のことで、当然ながら施主には家造りの知識がありません。誰しも満足感・納得感のある家づくりをしたいはずですが、そのためには施主自らが積極的に情報を収集することが大事だな、と感じています。
住宅CMサービスさんに対する要望は特にありません。安い費用で充実したサービスが受けられ、優良な工務店さんに高性能で満足感の高い家を作ってもらえるサポートがあったことにとても感謝しています。
今後の期待という点で言えば、より多くの施主に地域の優良工務店さんを引き合わせる取り組みができたらいいな、ということです。
私もそうでしたが、多くの施主さんは家造りにあたって、世間に名の知れた大手ハウスメーカーの住宅展示場に行きます。そしておそらく何割かの施主は、優良な地域工務店の存在に気づかず、大手メーカーより高性能で住み心地の良い家がより少ない建設費用で建てられることを知らずに家造りを終えられているのではないかな、と思ってます。
私の場合は、幸運にも住宅CMサービスのホームページにたどり着くことができましたが、このような仕組みがあることが家を建てようとする多くの施主さんに知ってもらえれば良いことだな、と思ってます。
コメントにも書かれている通り、相談のスタートは3年前の2019年2月でした。建築予定地の大竹市内からの資料請求でしたが、その年のゴールデンウィーク前後に来社されて直接面談する機会にお聞きしたのは、現在家族が暮らしているのは川崎市で、お父さんが亡くなり空き家になった実家を、一周忌を終えた段階で建替えて、定年後の終の住まいにしたいというご要望でした。
当時は、まだ新型コロナの発生前でもあり、実際にモデルハウスで「宿泊体験」が出来る住宅会社もあったことから、ゴールデンウィーク期間中に、複数の住宅会社のモデルを”はしご連泊”するとお聞きして、家づくりの本気度が伝わりました。社会人経験も豊富で、人生最後の家づくりとあって、気密・断熱だけではなく、熊本地震などでニュースにもなった「直下率」など、耐震性能などについても自ら調べて、納得できる回答を得られるまでは簡単には業者を決めることはないという姿勢を感じました。従って、私の方も時間を掛けてでも納得いただけるよう間取りや品質に関して、数ヶ月にわたり情報提供を続け、プランも数回提供しました。
当社は工事請負をする訳ではないため、他社のプランに対しても施主の味方として助言し、構造バランスが悪く直下率に懸念がある他社プランなどについても客観的な事実を丁寧に説明し、施主自身の知識を高めてもらう支援をしました。そのことが、施主だけでなく実際に施工を担当する工務店にとっても、自らのレベルアップに繋がるから、それを是とする工務店に入札に参加してもらっています。
実際に施工を担当することとなる旭ホームズ(株)との契約は、入札を行い3社の見積を検討してから1年以上経過した2020年12月。新型コロナの感染拡大で、川崎に住む家族が打合せで帰省することも困難となり、生前のお父さんが家庭菜園として擁壁近くを加工していたことから敷地の一部が「崖条例」が追加適用されてしまうというコストアップにも遭遇、認定低炭素住宅の申請なども重なって、建築確認申請の提出は遅れがちに。またその後に「ウッドショック」などもあって、地鎮祭を行う時にはお隣の公園の桜がほぼ満開、相談のスタートから2年が経過していました。
先ごろ、気密測定を行いC値=0.3cm2/m2という高気密の証明も得られました。当初より気にされていた従前の家の暗さも、樹脂サッシの大開口や天窓、間取りの工夫で明るいリビングが実現出来たと思います。何より眼下に世界遺産の宮島が見下ろせ、瀬戸内海の島々が見渡せる絶景は、都会暮らしとはまた別なくつろぎが得られると思います。お引越しの頃にはまた桜が満開になりそうですね!